うたをよむなり。

ねずみです。あちこちで詠んでる詩歌のたぐいをまとめようとおもいました。

ついぽえむというジャンルがあったんですよ

 

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#RTした人の殺害方法 13.6.5
ろくにんめ。【@qwerty_misp】お仕事帰りにれっつ誘拐、小部屋に入ってもらいます。衣食住とパソコンを与えることを条件に脳波の測定をお願いします。十分なデータを取ったらAI「MAMETA」を作成、オリジナルにはウイルスを注射します。 #電子化
ごにんめ。【@vol_008】ぎゅうとハグした後で、一日あそびに連れまわします。いちにちの終わり、別れる直前にエーテルを嗅がせて麻酔。今日の思い出と一緒に大きな瓶に入れて、ホルマリンを一杯に注いできゅっと瓶の蓋を閉めます。 #標本化
よにんめ。【@robatani】今度セッションを行うのでやりませんかと誘います。キャラメイクではなりきりということで、ダイスの目に対応したアイテムを手渡します。いよいよゲームスタート、動かすPCはPL自身です。ゲームの終了条件は全てのPCの殺害。 #RP殺
さんにんめ。【@otyneet_bot】音がとてもよく反響する、小さな部屋に連れ込みます。真っ白な部屋の唯一の黒は備え付けたスピーカー。とがった音で突き刺して、爆発音で圧しつぶして、全身の細胞を音で壊してしまいましょう。 #音殺
ふたりめ。【@rinxx24】まっしろとうすピンクのふわふわマシュマロを用意します。部屋いっぱいに用意した中にりんごちゃんを突き倒し、上から強く押し付けます。ふわふわの甘い香りで口と鼻をふさいで、ながいながい眠りにご招待。 #窒息死
ひとりめ【@Cannibalism010】手紙が入った封筒を手渡しながら服に縫い付けたカッターの刃で手首に切りつける。驚きはしても致命傷になりやしないでしょう、しかしその一瞬で十分。本命は頸動脈、反対の手でポケットのナイフを抜いて思いきり突き刺す。 #刺殺


#非公式rtした人の最期を童話エンディング風に書く 13.5.14~17
森にできた日だまりのなか、いっぴきの猫がねむっています。夏風がそより踊ってやわらかな毛をくすぐっても、身じろぎもせずぬくりぬくり。まっしろな蝶がひらひらとやってきて、ねこの耳にそっと翅をやすめました。【@hasmkai】
胸の前で手を組み合わせ、漸くね、と女が笑う。そうだねと腕組みした男の応え、預けていた身を壁から離す。潤んだ眼と眼を合わせ己の胸に向けていた刃を軽やかに反転、魂の在り処まで届けと正面から抱きしめた【@Cannibalism010】
お山に生える樹木はト音、お池に泳ぐ魚はヘ音。ねえねえ一体ここはどこ?たららん、ぽろろん足音立てる音符の住人に訊ねてみても、返る言葉はりりらんるらん、音の波。賑やかすぎる音の世界は、みな五線譜の柵の中。【@kasumivoice】
硝子でできたそのボタンは、深いふかいあおいろに、僅かなみどりがまじった不思議な色合いをしておりました。彼の服の袖からそれがちらちらと覗くさまはまるで、海を飼っているようにも見えたのでした。【@am_gappa】
ここはどこ?ぼくははやくおうちに帰って宿題をやらなけりゃいけないんだ。おとこのこがこう尋ねるとシルクハットは言いました。ここは世界とせかいの間さ。きみがしんで望む限り、帰りのドアはあらわれないよ。【@vol_008】
あなたはいつもそう。やさしすぎるのね。そういって、おんなのこはさみしそうに笑います。変わってなんて言わないわ。わたしは、そんなあなたをすきになってしまったんだもの。【@dodoitsu_】 #非公式rtした人の最期を童話エンディング風に書く 話の終わりは童話のおわり。
#非公式rtした人の最期を童話エンディング風に書く 話の終わりは童話のおわり。最後のページを閉じるたび、こどものためのお話はそっと呼気と吸気を止めるの。


#非公式RTしてくれた人を自分の世界観で動植物にする 12.8.29
お気に入りの人と会うと一緒に散歩し、偶に小瓶に入った金平糖を見せてくれる。深夜、白い犬とじゃれ合う姿が見られる。懐かし甘い香りのもふもふわんこ RT @bisuccobisuco もしよければお願いしたいです|・ω・*)
温厚で大人しく撫でられるが、気を許した相手には悪戯で軽く牙を立てることもある。傷が付かないよう力加減は完璧。時折朝まで星のない空を見上げている。白い毛並みのふわふわんこ#わんこ統一 RT @hasmkai |ω・)ノシ
都々逸を嗅ぎ付けると駆けだして詠み手の足元で尾をふりふりお座りする。一心に見つめる瞳に負け、歌を詠み続ける人は数知れず。黒い瞳の和わんこ。 #わんこ統一 RT @dodoitsu_ 動物なのか植物なのか、それが問題だ。
ある家に小屋を持つ地域犬。声を掛けてもはたりと尻尾を揺らす程度だが、自分を可愛がる人間はきちんと覚えている。うす茶色の毛並みを持つ立ち耳わんこ。 #わんこ統一 RT @sosnority2 お願いします( *・ω・* )

 

企画参加とか

#四季彩冬色 13.12.7~8
抱きしめた君の肩は薄く、触れれば温かかった。愛しているの言葉と伏した面の色は窺えず。胸に当てられた手のひらは怯むほどに冷たく、紅の隠れた爪の先が嘘を吐けずに震えていた。 #四季彩冬色
薄っすら纏うベイビィピンクは雑味の黒を打ち消して。くるりくるりと振りまく黄色は鮮やかに、艶やかに。意識あってか無意識か、情撒き下地を塗る魔女が唯一塗らないその理由は、諦めか、無関心か。恐怖ならば可愛いものをと瞳の黒い猫がいう。 #四季彩冬色

#アイの欠乏 13.11.2~8
視覚、聴覚、嗅覚その他。人とのずれを血眼で探す。嘆く。誤差で収まる僅かな違いを致命的だと過信する。軸も指針も手にはないから枠との差違にしがみつく。 #アイの欠乏 #自意識過剰
くるくると変わる四季彩変化、視て取りやすいバラメータ。彩色豊かなあなたの色にただ1色が選ばれない。方策としての回避なのか無意識のうちの忌避なのか。舞台を描き魅せる魔女に指摘する者は未だない。 #アイの欠乏 #嗜好あるいは拘り
吐き捨てられた醜いものに刃を刺して切り開く。ここまでは事実、ここまでは身勝手、ここから先は品性のなさ。素直に呑み込んでみせるからって、その言の汚なさに気がつかないと思っているのかい?いぬの仔でさえ、恐怖と侮蔑はきちんと嗅ぎ取るのに。 #アイの欠乏 #黙殺
イドの境界でしんしんと涌く後悔と不安の泉。溢れた水は陸地を洩れなく浸し、雫で誰かを濡らさぬように表情と抑揚を殺ぎ落とした。結果乾いた色のなさを攻撃と評すのならばどうぞ踏み荒らしにくれば良い、泥濘に足を取られて衣服と顔を汚すだけだ。 #アイの欠乏 #惨敗

#空想の街 13.8.29~31
街のあちこちで舞う白椿をたま売りはじいと見上げる。視線を少し横にやれば、一文字抜けた立て看板。ふたつを交互に眺めた少年はこくりと頷き、白いリボンを取り出した。ゆるく結び目を作り、内側にきゅ、と椿の文字。ぷわりと飛び出した椿はそのまま、リボンに捉まって髪飾りとなった。 #空想の街
たま売りは祭りというものが好きである。街全体がゆったりと含む陽だまり色が心地好いという。とけて消えてしまいそうなくせして、少しばかりの憂いた色なら染めてしまうゆるぎなさは安心してみてまわれるのかもしれない。 #空想の街
宴に浮き立つ街中をふわふわふらりこどもが歩く。いつもの屋台は置き去りで、荷物は腰にひとつだけ。物語たちからから鳴らし透ける目をしたこが歩く。 #空想の街

#子供の調理法 13.8.1
隠し包丁に「あなたのため」を忘れずに。子供の意志を断ち切ることで、絶望が全体に染み渡ります。
躾と賞賛は気紛れがベスト。確固たる指針を作らずにいれば、常にあなたの機嫌を伺うようになるでしょう。お小遣いは報酬制でひとつまみ。不条理に取り上げて無力感を与えると気骨がなくなり食べやすくなります。

#嫌悪感の殺し方 13.6.20~21
笑顔の裏に透ける侮蔑。好意の皮を剥いだ感情の正体と意図がわからなくて。私は貴方を敬愛するけれど、不出来な番犬は愛を望めないでしょう?存在が嫌悪の根源だというのなら、せめてこの身くらい消してみましょう。 #嫌悪感の殺し方 #逃亡
心をまっすぐ此処に置いて、殻を被せてうずくまる。向けられた悪意は感知、受容、伝達器官はないけれど。logの値はマイナスを持てない、負を知らないからこその博愛。 #嫌悪感の殺し方 #不感応 あなたのことがだいすきですよ/きらいっていうものがわからないの

#狼少年の嘘/#狼少年の本音 13.4.1
〇嘘
「ごめんな」「なんであやまんの」「連れてけなくて。俺が案内してやるって言ったのに」「いいよ、別に。そんな気にすんなよ」「でもおまえ、すごく行きたがってたじゃん」「まーね。でも探検みたいで楽しかったし」「……そっか」「うん」
忙しいけどたまには会おう 背中叩いて笑いあう
〇本音
ごめんな。俺、お前を騙したんだ。本当は店に行く気なんてなかった。その店がもうないとわかっていて、わざと行きたいってねだったんだ。こうやってお前と、少しでも長く歩いていたくってさ。 #狼少年の本音
ごめんな。俺、お前を騙したんだ。本当は道を忘れてなんかない。通りの一本一本までしっかりと憶えててわざと間違えたんだ。こうやってお前と、少しでも長く歩いていたくってさ。 #狼少年の本音
これで漸く縁切りできた 拳握ってほくそ笑む #狼少年の本音 RT 忙しいけどたまには会おう 背中叩いて笑いあう *狼少年の嘘

#空剥 13.2.3~5
デジタル数字が足されて引かれての時限爆弾。窓の中にゼロが揃えば僕の願いは叶うかもしれないけど。君がそれ以上傷を負うのは本意ではないからね、数字が小さくなったなら、望んでなくとも連れ去ってあげよう。 #空剥 誘拐
理想を目指して今を踏みつけ、励んで励んで焦って焦って。それでもなお向上を進むなら、ぼくは止めやしないけれど。悪戯の素振りで、ブレーキペダルに掛かった鍵を踏み破るくらいは許してくれる? #空剥 実験
揺れて魅せて隠して見せて。しまうのばかりが巧くなってしまったきみは、根っこをきちんと抱いている? 微かに赤い目元はひとりの涙か夜更かしか。せめて幸せ故であればよいと、魔法をこめて髪に託す。 #空剥 実験

#日々択一 13.1.23
寂し寂しと嘆く夜半、一羽の小鳥が地におりた。こんな暗いなか一人でいるのは危ないわ。お日様が顔を出すまで私が一緒にいてあげる。一人と一羽が寄り添う岸を月と星が照らしても、優しい夜は未だ明けず。 #日々択一 #第一問

薄く暗い夜のなかで膝を抱きしめて座っていたきみが、小さなあかりに付いて夜道を行くという。
考えて悩んでそれに縋ると決めたのなら、けっして止めはしないけれど。
でも、ねえ、その蛍はきみの方を向いてくれるの? #日々択一 #第一問

#愛恋好心という文字を使わずに恋をしている事を表現してみる 13.1.22
赤い手袋鞄に隠し 寒いから手を繋ぎましょ  #都々逸
あなたがしあわせだというなら、善であろうとなかろうと構わないのです。

#違和感の殺し方 13.1.3~5
違和感を殺せ、違和感を殺せ胸騒ぎと焦りを殺せ。原因は知っている由来には気づいてる、ふたつが違うことも知っている。別のものだ、同じ因で同じ果は出ない。前提を比べれば無意味な推測とは分かっている。それでも一片のもしかしてが胸の内を離れない。 #違和感の殺し方 #殺害失敗。
文字の温度を触れ、反応の触覚をにぎれ。君が見えないふりするというのなら僕は全力でベルをならそう。目障りだと他所向かれても喧しいと切られても、大きくなるのを傍観するよりずっとずっと楽なんだ。手段を誤っても目的がずれて違っても、その結果なにがなくなっても。 #違和感の殺し方 #騒殺
真っ直ぐに渡せていないままでも、あなたにぼくは通じていますか。聞き流してくれてていいけれど、それならわかったふりはしないで。伸ばした手を寄せて膝を抱え、いない誰かを丸めたコートで埋めて、気管を弾けて詰める違和感に見ないふりをした。 #違和感の殺し方 #黙殺

#冬の衝動 12.11.3
笑顔もハグも無防備も、あなただから見せるんだよ。弱音も傷も相談も、あなただから晒すんだよ。あなたは他に一番を持ってるね。一番の拠り所と、一番の衝動。私はあなたにとって代替可能でしょう?だからちゃんと、重くなったら切り捨てて。信じてるから縋るんだよ。 #冬の衝動 11/2お題:信頼
白い息にはしゃぐ私を恥ずかしそうに、でも止めないで見てたことだとか。自分のほうがずっと寒そうな格好をしてたのに気遣ってくれたことだとか。だいじょうぶ、まだ憶えているよ。それはまだ憶えているよ。でもとっさに浮かぶ表情は、さいごにみたきみのかおなんだ。 #冬の衝動 11/1お題:忘却

#おかしちょうだい 12.10.31
お菓子ひとつぶくれないのなら おまえの福をとってくぞ #Halloween75 #黒猫 #おかしちょうだい @ruo129

あそぼう!あそぼう!
悪戯好きの妖精が一晩だけと右手を引いた。
うそなんか言わないよ。月が沈んだら返してあげる。
絵筆でちょちょいと模様を描けばメルヘンの住人に仲間入りさ!
踊ろうよ僕らと一緒に、夜が描かれたページの中でさ。
#おかしちょうだい @noa70s

#Y3C 12.8.26
色は光が化けるもので、化かすものは受容器だ。本質が何であれ、観察者がなければ無色でしかない。庇えば覆えば変質は防げよう。しかし抱え込んだそれの色は、目の記憶から褪せてないかい。劣化を恐れて変質させる前に今一度の把握を。光に晒して励起をさせて、その色彩をさらけ出して。 #Y3C
ない振りで滑らかに、作られた完璧を提示する。傷ひとつない緑色は徹底的に曇り、結果ひかりを跳ね返して淡く輝いてさえ見える。中間の周波数が弾かれて両端も散らされる。見通せない緑の奥に存在するはずの核は白か黒か、それとも色すら持たないか。 #Y3C
パラダイムの核を庇ってゆるくかたく広がる境界。ほころびを探してやわらかに添い、撫ぜる手のひらで体温を奪う。剥がした皮膚に携えるは突き刺す黄色。真綿のハンケチでくるむから、どうか見えないふりをして。 #Y3C

#8poem 12.6.5~8
青色のメッキがちらちら剥がれ落ちて赤みが雑じった紫が覗く。気付かないふりで詠い続ける君を背中から抱き込んで、殻のないそこをすいと撫ぜれば流れる言葉が停止する。表情は見ないまま、強張った背には知らないふりして天使の輪に唇を落とした。 #8poem 「空」から「口付け」へ
赦してもらうということは、罪をいや増すことである。
罪は償うべきである。罰で贖うべきである。
赦されるべきは罰のみであり、罪の行いそれではない。
過去を隠して傷を蔽い、全て忘れたように振舞う、それこそが
#8poem 「清算」から「大罪」へ

いっこだけ参加

#独占欲の殺し方 13.7.13
かわいそうなからっぽは泥の嘘を詰められて埋められてしまった。その本質なんてわたしは見たくないけれど、剥き出しの粘膜に擦り込まれるそれをきみが幸福と呼ぶのなら、もはや止めはしないよ。 #独占欲の殺し方 #拒絶 最後の一言だけは、しまっておいてあげる。

#恋とこいの違い 13.5.25
愛に渇くのが恋。
陸で乾くのが鯉。

#診断童話 13.5.15
ジョバンニは親友を連れ戻すため、とっときの切符を握って列車に乗りました。しかしオオカミの車掌が悪だくみをして、彼の寝てる間に切符を盗んでしまいました。目が覚めて掌の中、大切に握っていた切符がないことに気付いたジョンバニは、駅員の少年に連れられ元の駅に帰されたのでした。
「オオカミとジョバンニ」というタイトルで悲劇的な童話を書いてください。今すぐ #診断童話 http://shindanmaker.com/348532

#春の欠落 13.4.30
だいじにだいじにしすぎたその季節は手放すことなど考えられずにいて。ずっとだいじに抱きしめていたそれを、けれどあるときとん、とはなしてしまった。まとわりつく夏に干されても、重苦しい冬に負われても、手放したその軽さに気がついてしまったのだ。 #春の欠落

#君の桜 13.3.10
桜の花にも蜜があるんだよ。濃桃色を探して地面を眺める僕に彼女はそう言って、頭上に手を伸ばし、一輪の白桃色を摘み取った。おしべを抜き取りめしべを折り、はい、と弾む声で差し出すそれを受け取る以外に術はなく。噛み締めた傷から溢れた苦味と強い香、一瞬の甘味は脳を焼くようだった。 #君の桜

#既視感の殺し方 13.3.6
景色と音と手触りと。気が付かないまで見つめて触ったかつて馴染んだ壁の色。コンティニュードの機会はないから一度きりを試すよりない。壊してみようか溶かしてみようかあえてそのまま寄りかかろうか。それとも、目を潰して耳を塞いで、掌を焼いて壁を断絶してしまおうか。 #既視感の殺し方 #夢死

#冬の亡骸 13.2.13
ちいさなちいさなメアリー・スー。健やかに幸せに育てるよりも、経験と歳月から作り上げた透明なきみを住まわせてしまうほうが簡単だけど。それでもやっぱりぼくは、この子をちゃんと幸せにしてあげることを、お話を描き出してきちりと見届けてやることを諦めきれないんだ。 #冬の亡骸 (透明)

#雪の降らなかった日 13.2.10
白い花びらも灰のカーテンもどこかに消え、見上げた空は一面の蒼い青。革の手袋もお気に入りの長靴も使えないけれど、白い息を吐いて紺のコートを纏って、遊ぼうって言いに行くんだ。 #雪の降らなかった日

#死の商店街 13.1.24
重火器しか売っていないクリーニング屋さん #死の商店街 http://t.co/nbSisK2q 榴弾砲カノン砲、対空ミサイル。カタログにある品はみな、威力も精度も一級品。販売の他、レンタルや手入れなども扱っているという。契約書に必ず添えられる一言は、「あなたの敵地を真っ新に」

13.1.14
大人というのは皆、本に出てくる人間と同じなのだと思っていた。大人になれば目だけで意識の疎通を済ませ、右手の一振りで難しい言葉の文章を生み出せると信じていた。言葉を尽くしても分かり合えぬとは、自分の道ですら迷うとは、まさか自分たちと同じだとは、考えもしなかった。 #twnvday

#冬の邂逅 12.12.7
名産の果物、地方限定のお菓子、少し珍しいお酒。僕の土産やプレゼントが全て残らないものだったこと、君は気付いていたかな。だからこれが最初で最後、このアメシストを君にあげる。どうかこの暗紫色が君の傷を抉り続けるよう、僕が君の傷になるよう、身勝手に祈ろうか。 #冬の邂逅

#IJINsの戯れ 12.10.23
あなたからの告白に、大好きだよと微笑んだ。私が持つせいいっぱいの感情をあげる、その決意で抱き付いた。だけど、でも、ごめんなさい。あなたが見ているその好きはきっと嘘です。あなたの欲しい好きは、きっと私のこれとは違うわ。

#pw10 12.10.10
取り込んだ過剰を追い出すための水。と涙。いらない、いらないと駄々をこねて吐き出した。消しきれないプラスと必要のなかったマイナスを溜め込んで、椅子のうえひとり片膝を抱き込む。これよりもうプラスもマイナスも欲しくないの。何もないまっさらなCをひとくち。 (おいしい水を5) #pw10

12.9.8
百合は猫にとって猛毒であり、花粉を舐めただけでも死に至る。腎臓を潰し視力を殺し、手を握ることすら許さない劇薬。彼は何も知らなかった。彼はただ、唯一の友に笑ってほしかっただけなのだ。 RT @harasaraha 寂しいよ、寂しいよと泣く鬼の子のちいさな右手に白百合の茎 #超深読み

#虹色ポエム 12.9.1
小河に撃ち込まれた色砂は溜まり溶かされ渦を巻く。色の境で相互干渉、ゆるやかにどす黒く混ざり合った。着々と純度を落とす水面はいつか光を跳ね返すだろう。減法と加法が切り替わり、浮かび上がるは鮮やかに白。

#r_poem 12.8.10
澱み濁った幸せの記憶。掠れてなお残る温度に縋りかさぶたを剥がし続ける。無数の傷で曇るビー玉を埃まみれの光に透かせば白が死んで七色が散った。一際大きく刺さった罅が龍を孕んで閉じ込もる。震える虹の頭を撫ぜて卵殻ごと叩き割る。黒に溶けた紺色の奥、赤い色素が浮んではぜた。 #r_poem

#IJINsjewel 12.8.2
ぼくのちいさな箱庭に街で染められた空を収めたかった。
あの不動で気紛れな瞬きはここにどんなにか映えるだろう。
星空に手を伸ばす様はなんて愚かときらきら笑う。
諦めきれず滲んだ視界で掴んだのは
紫金石