2021-05-27から1日間の記事一覧
お題サイト様で詠んだ短歌たち。切りよく5月末まで入れたいですね 満開で首から落ちた芍薬の残り香ばかり抱きしめている2021年05月31日『芍薬』 額縁の向こうで鳥が線を引く四角く切り取られた青い空2021年05月28日『空』 呼ぶ声は記憶の奥に撫でる手の感触…
放牧とうそぶいているただいまはもう聞けないのちゃんと知ってて2020年08月13日『放』 友だちを追い越し伸びる白雲は折れてようやく仲間になれる2020年08月12日『入道雲』 ゆっくりと肌を這う手の熱量であばかれていく知らないわたし2020年08月11日『?』 持…
ひとが皆アリのようだと強がって見ているこども保健室の窓2019年05月17日『窓』 胸のリボン高校生の思い出を娘のくるみボタンに託す2019年05月14日『ボタン』 いつか言うつもりだったんだ快晴が白い目で見る喪服の僕を2019年05月13日『いつか』 七日だけ恋を…
お題サイト様で詠んだ短歌たち。 選ばれた文字が切り出す色彩に選ばれなかった音は消えゆく2018年09月07日『擬音』 ガラス戸を開けて知らない空に会うひえびえとした夜のため息2018年09月06日『肺』 じゅぶじゅぶと焼けた秋刀魚を横に切るとおになったら全部…
右側が優先されて歯ぎしりに参加できない左の奥歯2018年04月15日『噛』 分岐路で選ばなかった後悔が一時停止を繰り返し押す2018年04月13日『止』 カラフルな魔法少女に憧れて片耳にだけピアスをつける2018年04月04日『ミラクル』 禁ずれば破ることだけ夢に見…
お題サイト様で詠んだ短歌そのに。 好きでした初恋でした幸せの頂点でした 浅はかでした2017年10月22日『でした』 暗闇にしずか見上げる水面はぽかり、ぽかりとあぶくを落とす2017年10月18日『深』 ごきげんな目と撫でる手を受けながら外せずにいるよい子の…
お題サイト様で詠んだ短歌たち。 薄あかい豆電球の黄色さが咳き込む喉に染み込んだ九時2015年04月21日『輝』 ととろおと吠えた獣を指差してぱぱとおんなじおなかしてるね2015年04月20日『ジブリ』 身代わりと知ってまぜあう肌の熱役に立てない眼鏡が落ちた20…
かつて使っていたところから連れてきた短歌たちです。 13.12.16感情の上澄みだけを汲んでたら汚泥ばかりが残っていった RT @peachsong_521 嫌いだ、と思うそばから少しずつ垂れ流してた濁る感情 13.12.15不器用に触れたその手はやさしさか春が来るまでゆっく…
かつて使ってたアカウントで詠んでいた都々逸そのに。たぶん推敲とか二次モチーフとかそういうのだったんだと思います。 2013年 2012年 2013年 13.10.1恋という字をほどいてみれば「また」を重ねていく心 13.9.9肌が触れ合う 滴が絡む 褌取られて 目を閉じた…
かつての歌詠み場から拾ってきた都々逸たち。こうして見ると本当に返歌が好きなのがよくわかりますね……。 2013年 2012年 2013年 13.12.11青い空など見えなくたってその手さえありゃ構わない RT @asita 餌を与えて煽てて褒めてそして檻へと閉じ込める 13.12.8…